入学式挨拶をする人の心構え

 入学式挨拶を承った人の心境はさまざまでしょう。
 しかし、入学式挨拶をするという立場を誇ろうと嘆こうと、その日は確実に迫ってくるわけで、そうなると準備のひとつもせざるを得ないというものです。
たいていの人は、まずは入学式挨拶のことばを紙面に書き出してみることでしょう。自分が何を話せばいいか、の予習というわけです。
しかし、入学式と一概に言っても、小、中、高校、さらには大学や専門学校など、行われる場所はさまざまです。小学校で長く難しい入学式挨拶をすれば、聴いている子供たちはよく理解できずに飽きてしまうでしょうし、大学で、小さな子供に話しかけるように挨拶をすると、なんとなく違和感があるでしょう。
入学式挨拶をする立場もさまざまです。校長、PTA会長(保護者代表)を始め、生徒会役員代表、新入生代表、学校によっては部活動代表など、TPO、つまり、物事の時と場所と場合を使い分けて、自分の立場に合った原稿を考えることが大切だと言えるでしょう。

入学式挨拶、何を言ったらいい?

 入学式挨拶をどういう内容にするか、というのは入学式挨拶をする立場の人なら誰もが悩むことかもしれません。
 挨拶は基本的に、長いと聞いている人が嫌になってろくに話をきいてくれなかったりするので、TPOを踏まえつつ、短く簡潔なものを準備するとよいでしょう。
 その上で参考になりそうなことを、以下に挙げてみました。
●まず、学校に直接聞いてみることができます。学校によっては、前回使われた入学式挨拶の文章を保管しているところがあるので、それを借りて参考にしてみることができるかもしれません。
●書店に行くと、いろいろな立場を想定して作られた、スピーチの用例集が販売されています。その中に入学式挨拶も載っているので、調べてみましょう。
●インターネットを検索すると、有料で入学式挨拶をすべて作ってくれるソフトやサイトもあるようです。
いずれを活用するにしても、できあがった原稿は、自分では「イケテル!」と思っていても、他の人が聴くとおかしい内容であることも多々あるので、最後に第三者に見てもらうのがよいでしょう。

テレビで放映される入学式挨拶

 入学式挨拶に報道陣が殺到する学校もある!?ということで、調べてみました。といっても、この場合は、入学式挨拶ではなく、入学式そのものに関心が寄せられているのですが……。
 果たして、防衛大学と東京大学が該当しました。
 特に、日本武道館で行われる東京大学の入学式は注目に値します。1学年全員が1つの場所にあつまるイベントは、この入学式以外にはないとのこと。それほど珍しい(?)行事なのです。
 武道館のアリーナ席は新入生で埋め尽くされ、報道陣のカメラが回るなか、総長、教養学部長、准教授などからの入学式挨拶が続き、最後に入学生総代からの入学式挨拶で締めくくられます。
2006年度の総長の入学式挨拶は、新入生やその父兄の間でも大変良い評判を得ていました。インターネットで検索すると、入学式の祝辞ということで、挨拶のことば全文が掲載されています。どんな入学式挨拶だったのか興味のある方は、一度見てみてはいかがでしょうか。


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